僕のフライ歴

しばらく釣りに行けないので僕のフライ歴を最初から書いて見ます。
20070915南ア北荒川

日本にアウトドア・ブームが入って来た30数年前、仲間達と釣りを始めました。最初は「山本素石」氏の影響を受けて「テンカラ」をみんなでスタート。1年後全員がフライ・フィッシングに転向しました。

当時の情報源は「アングリング」、「中日スポーツ」とたまに載る釣り雑誌でした。アウトドア雑誌も創刊されフライ特集を頻繁に載せていました。

その頃、仲間は桑名にある「ウェスタン・レストラン」に集まっていて、ブルーグラス音楽をやっていました。僕もバンドを組んでまねごとでギターを弾いていました。

仲間が集まると釣りの話しかブルーグラスの話題でした。誰かが情報を持ってくるとみんな目を輝かして覗き込んだものです。

当時、フライを扱っていた店は少なく、数店しかなかったと記憶しています。僕は車に乗れなかったので友人が店に行く時に乗せていってもらってました。

最初に買ったロッドはシェイクスピアです。次にフェイテスを手に入れました。リールははっきりと覚えていませんがダイワを買ったような記憶があります。

教本も少なく、システムを組むのに大変でした。相当適当だったと思います。キャスティングなどはメチャクチャでした。何せビデオがないのですから・・・。本も当時まともな物を見つけるのが困難でした。少し後になってからポツポツ発売されてきましたので仲間と持ち寄って見ました。

沢田賢一郎氏や西山徹氏の本を穴のあくほど読んだ記憶があります。「フライフィッシング教書」という本が強烈な印象を与えてくれました。
DSCF8022.jpg 「西山氏にキャスティングをみてもらっている宝物の写真」彼は細かいことを言わない人でした。ひと言「いいんじゃないの」・・・

フライを巻くのもエエカゲンなものでした。その辺にある物まで使って怪しいフライを巻いたものです。バイスは安物、フックが上手く止まりません。ハックルなんて高価な物は買えなく、出来上がったフライは見れたものではありません。CDCが登場するのはずーっと後のことです。

ウエダーも今のように胸までの物は少なく、腰までの物で材質も良くありません。ムレがひどいものです。時にはチノパンに沢登りのシューズで釣りをしたこともありました。

そんなタックルを持って渓流に出かけました。毎回違う川に行きました。いつも3人(バンド・メンバー)での行動です。釣り場案内の本や中日スポーツの情報を頼りにあちこち、さまよいました。

テクニックはほとんどないに等しい状態ですが少しは釣れました。当時は川が良かったのでしょう。印象に残っている川をあげると・・・櫛田川、宮川(三重県)、愛知川(滋賀県)、利賀川水系、九頭竜水系、石徹白川、馬瀬川、開田高原の川、一色川などです。

それぞれに忘れがたい思い出があります。
DSCF7973.jpg
長良川にもシラメ釣りによく出かけました。0.1号などといった細い糸もなくキャスティングもええかげんでちゃんと釣れる訳がありません。三日市のポイントで友人にビデオを撮ってもらい、見たところ「愕然!」としました。毎回後ろが下がっているのです!力みまくっています!これじゃあ、フライがなくなる訳ですね。

合わせも(今もそのクセが残っています)力いっぱいで小さな魚なら軽く後ろへ飛んでいきます。北陸の川で40センチクラスのアマゴが出た時、太いティペットが当然のように切れたのを今も鮮やかに(?)覚えています。

最初の頃は釣ったマスを持って帰っていたこともありましたがすぐに全部逃がすようになりました。リリースを始めた頃、心の葛藤があったことは否定しません。その頃からフックもバーブレスにしていました。

キャスティングをきちっとやらなきゃと思ったのは遅く、根尾川へ通いだす前後の頃です。この頃、複数の上手な方々と出会うチャンスがあったからです。寺尾師匠(とはもう少し前から交流がありました)、N氏、NA氏。
長良川などでも美しいループで投げる人を時々見かけていました。

一番の影響を受けたのは寺尾師匠です。実践に即したキャスティングは目を見張るものがあり、いつかは越えてやるっ!と思ったものです(ですがそうあまいものではなかった!)。
DSCF8303_20100928180724.jpg

それからはいろんなビデオを買いあさり、壊れるほど見たものです。沢田氏、スティーブ・レイジェフ氏、レフティー・クレイ氏、メル・クリーガー氏・・・

寺尾師匠が始めた「野入池フライ・クラブ」に入れたのもキャスティング向上に向けて刺激になりました。たくさんの方と色々練習ができたからです。

西山徹さんがフライでバスを釣るというのを発表されると僕も影響を受けて夏はフローターで浮いていました。10年以上続きました。これには裏があって渓流フライというものに僕は「カン違い」をしていたのです。

当時、渓流フライのキャリアもそこそこで釣果もまずまずでしたので「もうわかった!」と思ってしまったようなのです。つまり「飽き」がきていたのです。それが間違っていると気づくのに相当の時間が必要でした。

ある時(何がきっかけだったかはわかりませんが)もう一度渓流フライを一から見つめようと思いました。ナチュラル・ドリフト、ポイントの見極め、フライらしい釣り方、ロング・ティペットの習得・・・などがテーマとなりました。

それからは渓流のフライが面白くなり、今も続いています。真髄を見たいと思って再びチャレンジしましたがいまだその本質は遠いものです。でも川に行くたびに課題をもらい、そのつど楽しい釣りをしています。こんな楽しい釣りは他にないとも思えます。
















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ご無沙汰しております

何も知らず、芦ノ湖で綺麗なラインを飛ばす姿に憧れて川崎の釣具屋さんで#7ロッドと沢田さんの本を買ったのが20年前でした。
多摩川土手で一人キャスティング練習をしたり、20mがやっとなのに年2回くらい芦ノ湖でドライフライを浮かべていたのが今でもいい(苦い)思い出です。
始めてフライで釣ったのは長野の小河川でした。
餌の渓流釣りを始めたばかりでしたが、竿が届かない淵で#7ロッドを出して投げたらイワナが釣れて凄く嬉しかったですね。
その後、キャスティングを真面目にやらなかったのは悔やまれますが、これから少しづつ上手くなっていきたいです。

今晩は

有難うございます。苦い思いでは数知れずです。今でもいっぱいしています。
あなたが今、キャスティングに真摯に取り組んでいるのは素晴らしいことだと思います。決して遅くはないです。頑張って下さい。柚木
プロフィール

YUKI携帯09034596804

Author:YUKI携帯09034596804
柚木光宣。(ゆきみつのり)三重県、いなべ市在住。フライ歴39年 主に中部地区の渓流に通う。ここ23年は春は本流でマッチザハッチの釣りを楽しむ。
大安トラウトレイクに14年間勤務。他の趣味はブル-グラス(アメリカのアコ-スティック・カントリ- ディキシー・チックス、サードタイムアウト、ドック・ワトソン、カーター・ファミリーなど)、山本潤子、ゴスペル、ジャクソン・ブラウン、イーグルス、NFL、山の幸、山歩き、キャンプ。

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